S.T.さん
こだわりや性格、価値観など、人って本当にバラバラだな…と日々感じています。だからこそ、例えば自分にとっては容易くできて気にも止めないことが、実は周りからは輝く才能に映ることは往々にしてあります。肩の力を抜いて、ご自身の新たな魅力に気づく体験を重ねていってほしいと思います。
大学院卒業
工学研究科 工学研究科 都市環境工学専攻
応用技術 新卒入社
都市環境計画部 社会マネジメントユニット配属
01.応用技術に入社した決め手はなんですか?
「環境や防災に携わる仕事がしたい」×「プログラム言語やアルゴリズムを実践的に扱いたい」という目的が叶えられそうだったからです。
02.職場の雰囲気はどうですか?
にぎやかというよりは落ち着いた雰囲気だと思います。同僚は協調性が高い人が多く、また上司も積極的にサポートをしてくれるので、仕事に集中できる雰囲気です。在宅勤務を利用する機会も多く、自分に合った働き方ができる環境だと思います。
03.応用技術の自慢はなんですか?
多様な領域(建設、環境、土木、防災、まちづくり、情報など)において、最先端の技術を使って顧客のニーズに応える努力を社員一人一人がしています。
04.現在どのような仕事をしていますか?
未来のまちづくりに向けて、最先端の技術を生かしたシミュレーションツールを開発しています。具体的には多目的最適化問題を解くアルゴリズムと3Dの建物モデルを組み合わせて、街中の最適な監視カメラ(センサー)配置を提案するツールを作りました。今は空港から飛行機で出発/到着する人の流れをシミュレーションし、空港の手続き計画の策定を支援する仕事などもしています。
05.仕事にやりがいを感じるときは?
いろいろな人と力を合わせて作り上げた成果を見ること、顧客からポジティブなフィードバックを受けたときです。
06.仕事で辛かったこと、大変だったことはなんですか?
納期や予算に制約がある中で複雑な課題を解決することです。解決の糸口が見えない日もあり、かなり焦りました。そのようなときこそ、チームメンバーと協力して解決に向かうこと、それに向けて何ができるのか自分に問い、行動することを心掛けています。
07.入社時と比べて自分自身が変わったと思うところは?
いくつかの困難を乗り越えた経験から、失敗しても挽回できる、方法を探し続ければなにか見つかるという感覚が芽生えました。あとは技術的な面でいうと、もともと入社以前はプログラム経験がなくて、複雑なコードをみると恐怖に近い感情さえ感じるほどでしたが、毎日触れることで少しコツが掴めてきています。
08.どんな人と一緒に働きたいですか?
行動力がある人、柔軟に視野を変えられる人、思いやりを表現できる人、失敗から立ち直れる人。どれも働く上で強力な武器になると思います。
09.今後の自分自身への目標をどうぞ
少し感覚的な話になりますが小学校のときから、少子高齢化や気候変動など、将来重い課題のなかを生きる宿命なのだと世間や学校からほのめかされてきた気がします。そういう現実に直面する今、社会を少しよくするためになにかしたいと思っています。それはひとりでできることではないので、社内外の協業関係を構築する力をつけたいです。
10.プライベートで気になること、熱中していることは?
学生の時登山をしていて、最近またはじめました。毎回汗だくになるし、体力の衰えやら筋肉痛からの回復の遅さを感じて悲しくなりますがやはり自然はいいなと思います。あと、ゴルフも始めました。ホールデビューに向けて打ちっぱなしに通っています。
タイトル :
室内環境改善のためのストリーマー放電の研究
研究内容 :
微小な空気中の粒子(PM2.5)は呼吸器系、免疫系に対して健康影響を及ぼすことが示されています。そのため、これらの影響を軽減する方法を探索することが重要です。高速の電子を用いた「ストリーマ放電」という方法を使って、空気中の粒子が健康に及ぼす悪影響を低減できることをヒトの気道細胞を使った実験により明らかにしました。この技術を空気清浄機に搭載すれば、室内空気環境を改善できる可能性があります。